カテゴリー「オオミズナギドリ」の記事

海鳥の羽をシンクロトロン光分析しています

オーストラリアの大学、研究機関と共同で、シンクロトロン光分析 (X-ray fluorescent microprobe imaging beamline) を使い海鳥の羽に分布する原子を分析しています。

この分析から、目では見ることのできない木の年輪のように刻まれた同一のZn蓄積パターンが発見されました。それは異なる海鳥の種からも検出されたため、これらの分析データは今後個体の健康状態の指標となりうる可能性があることを示唆しています。

NRDAアジアは、これからも国内外の様々な教育•研究機関、市民団体などと連携して海洋生態系モニタリングや保全活動に取り組んでゆきます。

Australian Nuclear Science and Technology Organisation (オーストラリア原子力科学技術機構)

 

海洋生態系高次捕食者、オオミズナギドリを指標とした福島原発事故後の影響評価

東北地方太平洋沖地震からおよそ1年と3ヶ月が経過しました。地震と津波犠牲者とご家族の皆様に心からお悔やみ申し上げますとともに、被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。  

NRDA アジアでは、福島原発事故の影響で懸念される海洋生態系の汚染、また放射能物質が生態系に与える影響を海洋生態系高次捕食者、オオミズナギドリ(Calonectris leucomelas) を指標とし、調査研究をおこなっています。この7月には調査の一環で、オーストラリア タスマニアから鳥類学者/海洋生態学者のDr. Jennifer Lavers (Institute for Marine and Antarctic Studies) を招いて国内営巣地の調査を計画しています。  

一度海面に放出された137Csは海面上層部におよそ10年存在するということが、北太平洋でビンナガマグロ(Thunnus alalunga) を指標とした研究から報告されています(Young et al. 1975)。  また、海洋生態系における生物濃縮の例も過去の研究から報告されています(e.g., Fisher et al. 1999, Heldal et al. 2003)。

放射能性物質が海洋生態系に与える影響はまだまだ分からないことが沢山ですが、福島原発事故後の長期的なデータの積み上げを行うことは、海洋汚染の影響を評価する上で大変重要です。

また、未来の世代からお借りしている豊かな海洋環境を私たちの未来へお返しするのは、現代に生きる私たちの使命だと考えています。  

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読売新聞記事

2月9日に取材を受けていた記事が掲載されました。
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御蔵島オオミズナギドリサンプリング(11/16/2011)

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